2026-05-18
【開催レポート】鹿児島銀行と共催!非エンジニア向けDifyワークショップ

2026年2月5日、鹿児島銀行との共催により、AIオーケストレーションツール「Dify」を活用した業務効率化ワークショップを開催しました。本レポートでは、当日の内容と参加者のリアルな反応をまとめています。「AIに興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」という方にこそ読んでいただきたい内容です。
講師紹介
中村 侑聖(Nakamura Yusei)
GMO即レスAIチーム AIエンジニア
GMOペパボの新サービス「GMO即レスAI」のエンジニアとして、ソリューション設計を担当。自らの実践経験を基に、非エンジニアでも「武器になるAI」を扱えるよう分かりやすく解説します。

開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年2月5日(木) |
| 会場 | HITTOBE |
| 共催 | 鹿児島銀行、GMO即レスAI(GMOペパボ株式会社) |
| 参加された方々 | AI活用を検討中の企業・組織の担当者 |
| 所要時間 | 約120分(セミナー:約30分 / ハンズオン:約90分) |
告知を出した直後から多くのお申し込みをいただき、当初の定員枠はすぐに埋まってしまいました。急きょ枠を増やしたものの、それでもキャンセル待ちが出る状況に。「AIを自分の手で触ってみたい」というニーズの強さをあらためて実感しました。

ワークショップの概要:なぜ今「Dify」なのか?
今回のワークショップでは、プログラミング不要で高度なAIアプリを開発できるプラットフォーム「Dify」を使用しました。

セミナーで解説したDifyの4つの特徴
冒頭30分のセミナーパートでは、Difyがビジネスの現場で選ばれている理由を4つに絞って解説しました。
- GPT-4、Claude、Geminiなど主要なAIモデルを1つの画面で切り替えて使える
- ブロックをつなぎ合わせる操作だけで、複雑なAIアプリを組み立てられる
- RAG機能で社内のPDFやドキュメントを読み込ませ、自社の情報に基づいた回答を出せる
- 業務手順を「フロー」として定義し、誰が使っても一定品質のアウトプットが出る
※RAG(検索拡張生成)は、生成AIが正確な情報を検索・参照して回答を作る技術で、これによりハルシネーション(AIの嘘)を減らし、最新で信頼性の高い回答が可能になります。
GMOグループの実績:非エンジニアこそAIを使いこなす時代
また、GMOペパボ自身の事例として、年間31名の非エンジニア職(カスタマーサポートや管理部門など)がAIリスキリングを通じて、実業務の効率化や利益向上に貢献している実績も紹介しました。
実践!「議事録生成ワークフロー」の構築体験
今回のメインコンテンツは、Difyを使った**「議事録生成ワークフロー」**の作成です。

単に「議事録を書いて」とAIに頼むのではなく、以下のステップをワークフローとして組み込みました。
- 変数の設定 — 誰が、いつ、どこで話した内容かを整理
- 構造化データへの変換 — 雑多なメモ書きから、重要なトピックを抽出
- 清書と出力 — 決定事項やネクストアクションを整理し、ビジネス文書として完成させる
参加者の皆様は、プログラミングコードを一切書かずに、視覚的に処理の「流れ」を作っていく作業に没頭していました。自分の設定した通りにAIが動き、議事録が生成される様子に、会場からは驚きと喜びの声が上がりました。

ご参加いただいた方の声と課題
アンケートからは、実際に手を動かしたからこそ得られた手応えと、実務導入に向けたリアルな視点が見て取れました。
参加者満足度
| 項目 | 結果(5段階評価平均) |
|---|---|
| 全体満足度 | 4.4 / 5.0 |
| 業務への活用イメージ | 3.6 / 5.0 |
参加者の反応
- 「既存のチャットAIよりも、今回のワークフローで作った議事録の方が信頼性が高い」といった具体的な評価をいただきました
- 操作の理由がわかれば自分たちでも自動化できるという手応えを感じた方が多くいらっしゃいました
- 各テーブルに担当者が配置されていたため、「すぐに質問ができて安心した」という感想も多く見られました
実務導入に向けた課題
- 自作したAIアプリの管理・運用をどうするか
- 社内データを扱う際のセキュリティ体制
- 現場メンバーへの浸透・定着をどう進めるか

参加者の関心事:アンケートに寄せられたお悩みの回答
ワークショップ後のアンケートでは、多くの方から具体的なご質問をいただきました。代表的なものにお答えします。
Q:プログラミング経験がない私でも、自力で使いこなせるようになりますか?
A: 大切なのはコードの知識ではなく「業務の手順を整理する力」です。ワークショップで体験いただいた通り、手順が明確ならAIは動かせます。まずは簡単なワークフローから触り続けることが上達の近道です。
Q:個人情報をAIに読み込ませるのは、やはりセキュリティが心配です。
A: 多くの企業向けAPIや法人向けプランでは、入力データを学習に使わない設定を選択できるケースが一般的です(プロバイダや契約形態によって扱いは異なるため、利用規約のご確認をおすすめします)。また、Difyの設定で特定の情報を伏せるなど、技術的な対策を組み合わせることで安全な運用が可能です。
Q:ChatGPTとの使い分けはどう考えれば良いでしょうか?
A: ChatGPTは「自由な相談」に、Difyは今回作成した議事録のように「決まった手順の自動化」に向いています。組織として業務を標準化したい場合にこそ、Difyの方が合っています。
最後に
今回は時間の都合上お伝えできなかったワークフローもありましたが、参加者の皆様からは「もっと学びたい」「自社で継続して触ってみたい」という声が多く、開催者冥利に尽きるお言葉をいただきました。
告知直後に枠が埋まるほどお集まりいただいた今回のワークショップ。GMO即レスAIは今後も鹿児島銀行様とともに、地域の企業の皆様へAI活用を広げていきます。

※なお情報保護の観点から一部の写真でPCのディスプレイ、プロジェクターの画面をぼかし加工しています。
お問い合わせ
GMO即レスAIは、ワークショップの内容だけではお届けできない業務に合わせた企業・組織特有の環境に応じたAI活用の方法をご提供できます。「どこのどんな業務でAIを活用できるのかわからない」「専任の担当者がいないので運用が心配」といったご相談から承れますので、お気軽にご相談ください。